2018/12/27

上野散歩 パイプオルガンの音色

クリスマスの少し前、上野公園にお散歩に行ってきました。
上野公園は美術館巡りでしょっちゅう行っておりますが・・・
今回は耳を楽しませる企画♪
パイプオルガンの演奏を聴きに行きました。

こちら、旧東京音楽学校奏楽堂。
重要文化財だそうですよ。
歴史を感じさせる外観ですが・・・

中もいい雰囲気で素敵です。
階段の窓が私好みです。

階段を上って音楽ホールへ。
シャンデリアもレトロで可愛い。

あった、あった、パイプオルガン。
コンサート用としては日本最古のパイプオルガンだそうです。
毎週日曜日(チェンバロとパイプオルガンを隔週で)、東京芸術大学の学生さんが30分ほど演奏してくれます。
入館料300円を払えば、誰でも生演奏を聴けてしまうんですよ~。

外は冷たいしとしと雨。
足元のヒーターでほんわか暖められながら、パイプオルガンの音色を楽しみました。
贅沢な日曜の午後でした。

その後は上野公園をぶらりとお散歩。
トーハク(東京都国立博物館)のお庭に無料で入れる日でしたので、本館、アジア館、平成館、表慶館の建物を外から鑑賞。そして外観が大好きな法隆寺宝物館も見てきました。いつ見てもかっこいい!

トーハクを出て寛永寺方面に向かう途中、博物館動物園駅跡にも立ち寄りました。
いま内部を一般公開しているんですよね。
当日の整理券は配り終わってしまい、私たちは中には入れず。人気なのね。


あぁぁぁぁ!アナウサギ!
このアート作品は外からも見られます。
目が怖い・・・。

寛永寺をお参りした後は上野公園に戻り、東照宮もざーっと見てきました。
雨が降ったりやんだりで寒かったのと、薄暗くなってきたので写真無しですが・・・。

美術館には一切寄らず、普段とは違う上野公園近辺を見て回った休日でした。

この日はピンクゴールドをベースにしたジュエリーコーディネート。
クリスマスが近かったので、赤い石を集めたキラキラピアスが主役です。
首元はアコヤの一粒ネックレスでシンプルに。


(クリスマスが近い、とか言いながら気が付けば神社仏閣を2か所も回ってしまった・・・。)













2018/12/05

フィリップス・コレクション展

三菱一号美術館で開催中の『フィリップス・コレクション展』に行ってきました。


いわゆる有名な作品だったり、誰もが見たことがある作品の展覧会ではないのですが、どれもこれも「重要な」作品ばかりです。
重要な・・・そう、画家にとってもしくは美術史においてターニングポイントになるような、もしくは今後の流れに繋がっていくような?そんな「重要な」作品が多かったように思います。

例えばゴーガンの「ハム」。
ハム?・・・ハム?(心の中で2回言った)
ゴーガンがハムを?描いたの?
でも、その絵を見たら。ゴーガンなんですよー!
私なんかでも「あ、ゴーガンだわ、これ。」ってわかっちゃう。

ゴッホはゴッホだし、モネはどうしたってモネ。
当たり前なんだけど、それをストレートに感じた美術展でした。
ゴッホたる何か、モネたる何か、その画家の画家たる所以がわかる作品が集められていたように思います。

印象に残ったのはセザンヌ。今までそんなに好きというわけではなかったのですが、今回来ていた3枚はどれもとても良かった!
上出来のセザンヌが来ていました(何様だ、ワタシ)。

ボナールも良かったですね。
ピエール・ボナールと言えば入浴する女性(奥様のマルトさん)の絵が多いですが、今回はそれは1枚もなし。
でもちゃんとマルトさんの絵はありました。
ワンちゃんを抱っこしているマルトさん。
※写真撮影可のお部屋でパネルを撮影したものです。

いま国立新美術館で『ピエール・ボナール展』やってますね。
そちらも観に行ってもいいかもねー。混んでなければ・・・。

モネの「ヴァル=サン=ニコラ、ディエップ近傍(朝)」は一番長い時間見ていたんじゃないかな。
モネが描きたかった光・空気・時間・瞬間・・・てこういうことかな?って思えた絵です。
額の外まで絵の中の空気が滲み出てきているように感じました。
ちょっと絵から離れて見ていると、私と絵の間に他のお客さんが入ってきます。
絵を近くで見たいお客さんです。
でも、それがまたいい感じなんです。
そのお客さんも絵の一部になってしまって、美しい風景と人物を描いた絵になります。
なんだか不思議な体験。

ジョルジュ・ブラックのコレクションも多かったなぁ。
今まできちんと見たことがなかったですが、おしゃれですね、ブラックの絵は。
特に「鳥」なんかは。


美術館を出て、中庭で一休み。
あら。きれいにお花が咲いている。バラ??

それにしても疲れた〜〜〜。
この展覧会のタイトルに「全員巨匠!」とあるのですが(笑)看板に偽りなしでした。
ほんとに全員巨匠だった。
モネ、ゴッホ、ドガ、セザンヌ、マネ、ドラクロワ、ピカソ、ボナール、コロー、ユトリロ、ブラック・・・あぁ挙げたらキリがない!
最初から最後まで集中を途切れさせることなく、見入ってしまいました。
(ワタシ、たいてい中だるみするんです・・・)
でも期間中もう一回見に行きたいと思える美術展です。
ゴッホやモネ、ピカソ、セザンヌをゆっくり見られるなんて贅沢ですよ〜。

(混雑に尻込みしてフェルメール展には行けそうもないです・・・。もちろん見たいけどね。混んでるんでしょ?でしょ?)

おまけ。
ミュージアムショップでこれ買った♪
アンリ・ルソーの絵が表紙のノート。