2018/04/25

八ヶ岳〜勝沼の旅 1 軽井沢千住博美術館

八ヶ岳、八千穂高原スキー場近くからの景色。

自転車のヒルクライムレース、ツール・ド・八ヶ岳の応援で八ヶ岳まで行って参りました。

前日入りしたのですが、レースの受付まで時間がありましたので軽井沢にも立ち寄りました。
お買い物(アウトレット)の気分じゃないし、軽井沢銀座も混んでそうなので避け、前から行きたかった千住博美術館に行くことにしました。



中は撮影NGですので看板だけ・・。
左に写り込んでいる建物は、敷地内にあるブランジェ浅野屋。

千住博さんと言えばウォーターフォールが有名ですよねぇ。
私もそれぐらいしか知りませんでした。
今回は最新の「崖」シリーズから「At World's End」(地の果て)がメインで展示されていました。日本初公開だとか。(うちの旦那さんはこれが気に入ったみたいですよ)

念願の「滝」シリーズもたくさんありました。動画のウォーターフォールも!
ウォーターフォールはすごく不思議な絵。私の中では抽象画に近い感覚です。ずーっと見ていると目が錯覚を起こすのか、動画じゃなくても本当に滝が流れている感じがしてきます。音も聞こえてきそう。

1981年からの作品も展示されてまして、現在とは違う題材、画風を比べることができたのも面白かったです。
私は「フラットウォーター」シリーズ、屏風絵の「晩夏」が好きかなぁ・・・。

小さい美術館なので、一通り見て回るのはあっという間。でも割と長い時間滞在してしまいました。
順路はないので好きなように見て回って、ゆっくりと絵と向き合うことができます。
腰掛けられるソファが多いのもポイント。絵に対して丁度良い高さと距離で、ふぅ〜と落ち着いてしまいます。

展示室内は緩やかな傾斜が付いていて、木漏れ日のような柔らかい光で満たされてまるで林の中を歩いているようです。開口部が多いので外の樹々や風景が見えるのと、自然の光が入ってくるからでしょうか。
美術館で窓が多いというのは珍しいですよね。本来、作品保護のためにも太陽光はできれば避けたいところ。こちらの美術館では深く軒を出す、UVカットガラスを使うなどしてそのあたりをクリアしているのだとか。

この美術館の設計は西沢立衛氏。あぁ、SANNAの・・・。なんか納得。

パンフレットとチケットを記録としてパチリ。

美術館を堪能しちゃってますが、肝心のヒルクライムはどうなった?
この日の夜から雨がしとしと・・・。